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最新!化学事故情報

4月の化学火災(ベルトコンベアは火災、労災の危険がある)

災害情報センター(ADIC)のデータベース(http://www.adic.waseda.ac.jp/rise/ )ならびに、RISCAD(産業技術総合研究所が提供する事故データベース)のポータルサイト「さんぽのひろば」(hanpo.aist-riss.jp/sanponews/)の情報も参照し、海外の気になる事故を含めて、産業分野の火災や爆発、漏洩などの事例を紹介する。
また、センター専門家による「ひとこと」欄も参照いただきたい。

4月22日「違法操業の製油所で爆発、火災 100人以上が死亡」ナイジェリア
ナイジェリア東南部の無認可の石油精製施設で爆発火災が発生し、燃料貯蔵場所付近に延焼した。労働者や燃料を購入に来た人など100名以上が死亡し、負傷者も150人以上。産油国であるナイジェリアには製油所がなく、ガソリンなどは輸入されているほか、事故を起こした違法な石油精製施設でも生産されている。

4月22日「プラスチック製品工場で火災」大分県
大分県中津市の発泡スチレンシートやその他のプラスチック製品などを製造する工場での火災。工場の一部と製品など約2,800平方メートルが焼けた。従業員2名が体の痺れなどで病院に搬送されたが軽症。

4月19日「工場で大規模な火災」中国
中国四川省の工場で火災が発生し、爆発音とともに数十メートルの火炎が吹き上がった。1時間半ほどで消火され、けが人はいなかったが、工場約600平方メートルを焼失した。この工場ではアルコールなどの化学薬剤も保管されていた。

4月16「食品工場の調理室で肉ミンチ機付近から火災」福岡県
福岡県新宮町の食品工場で、具材調理室の肉ミンチ機付近から出火し、調理室を全焼した。肉ミンチ機の電気系統の不具合(断線等)が原因の可能性。

4月16日「電子部品工場でダクトの火災」秋田県
秋田県にかほ市の電子部品工場で火災が発生し、天井約25平方メートルとダクトの一部が焼けた。

4月9日「製鉄所の高炉の樋から銑鉄が漏洩」大分県
大分県大分市の製鉄所で、銑鉄を高炉から運搬用の貨車まで運ぶための樋から、約1200℃の銑鉄が地面に漏洩した。放水により冷却し、有害物発生やけが人はなかったが、安全確認のため高炉一基の稼働を一時停止した。

4月9日「化学工場で火災」宮崎県
宮崎県延岡市の化学工場の紡糸工程で火災が発生し、ダクトから黒煙が噴出した。16時間後に鎮火した。

4月7日「ニット加工工場で火災」新潟県
新潟県見附市のニット加工工場で火災が発生し、隣接するニット製造工場に延焼した。煙突の付け根付近から出火した可能性。

4月6日「印刷工場で配電盤から火災」長崎県
長崎県長崎市の印刷工場で火災が発生し、工場約780平方メートルが全焼した。工場は稼働しておらず、配電盤での漏電が原因の可能性。

4月2日「造船所で鋼板の切断作業中に爆発」韓国
韓国蔚山の造船所のパネル工場で爆発が起きた。鋼板の溶断作業中に何らかの原因で爆発が起きた可能性。下請け作業員1名が爆発による飛散物が顔に当たり死亡した。

4月1日「リサイクルセンターで廃材などの火災」熊本県
熊本県熊本市のリサイクルセンターの敷地内の伐採された木や廃材など約600平方メートルが焼けた。廃材は木材チップに加工するために置かれていた。空気が乾燥し、風が強い気候が火災の拡大に影響したと思われる。

4月1日「工場でベルトコンベア火災」栃木県
栃木県宇都宮市の工業団地内工場のベルトコンベアから火災が発生し、当該ベルトコンベアを焼いた。けが人はなかった。
ひとこと:かつて、石炭の移送で使われたベルトコンベアでは火災が頻発し、最近でも廃棄物工場で原料や製品輸送中に火災が発生している。火災の原因は火種がコンベアに混入した場合、コンベアでの摩擦熱による発火が多い。また異物が詰まって停止したコンベアに触れていて、急に動き出したコンベアに巻き込まれる事故もかなり多い。

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