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最新!化学事故情報

2020年8月前半の化学火災(中国工場の火災による死亡災害が相次ぐ)

災害情報センター(ADIC)のデータベース(http://www.adic.waseda.ac.jp/rise/)ならびに、RISCAD(産業技術総合研究所が提供する事故データベース)のポータルサイト「さんぽのひろば」(https://sanpo.aist-riss.jp/sanponews/)の情報も参照し、産業分野の火災や爆発の事例を紹介する。

8月8日「工場火災で8人が死亡」中国
福建省晋江市の工場で火災が発生し、8人が死亡し、7階建てを含む工場建屋750平方メートルが焼失した。

8月5日「繊維加工工場の火災」愛知県
愛知県一宮市の繊維加工会社の工場の外にあったパレットから出火し、工場倉庫に延焼した。工場は稼働中であったが、従業員は避難して無事だった。部外者が殺虫剤スプレーを噴霧し火をつけたことが原因だった。

8月3日「化学工場で爆発火災」中国
中国湖北省仙桃市のブチルアミド(C4H9NO)を生産する化学工場で爆発が起き、6人が死亡し、4人が負傷した。公安、消防、応急管理、環境保護、などの部門のスタッフが現場に急行し、消防車14台、隊員100人が救助活動を行った。市は事故現場調査処理、医療救急治療、環境モニタリング、問題整理など八つの専門作業班を立ち上げ、作業にあたらせた。

8月2日「建材工場で爆発」中国
浙江省紹興市の建材工場で、合成樹脂発泡剤「ペンタン」の注入作業中に爆発が発生。2人が死亡、6人がけがをした。

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