2020年2月後半の化学火災
災害情報センター(ADIC)のデータベース(http://www.adic.waseda.ac.jp/rise/)ならびに、RISCAD(産業技術総合研究所が提供する事故データベース)のポータルサイト「さんぽのひろば」(https://sanpo.aist-riss.jp/sanponews/)の情報も参照し、産業分野の火災や爆発の事例を紹介する。
2月26日「自動車部品製造工場で火災」広島県
広島県東広島市のプラスチック製品を主とする自動車部品製造工場の塗装ブースから出火。約4時間後に鎮火したが、工場建物が全焼した。工場内にいた440人は避難し、けが人はいなかった。
2月24日「鋼管工場での火災」千葉県
千葉県市原市の工場や住宅などが密集する地域の鋼管工場で火災が発生し、5時間後にほぼ鎮火した。休業日で工場は無人だった。
2月23日「製菓工場の火災」新潟県
新潟県長岡市の製菓工場で火災が発生した。製造ラインのオーブンの点検を終え、試験運転中に、オーブンに接続された排気ダクトが高温になり、出火した可能性。
2月19日「スチール製品製造工場で火災」 静岡県
静岡県御殿場市のスチール製品製造工場から出火し、工場内の段ボールなどを焼いた。出火当時工場は無人で、段ボールには断熱材が入っていた。
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