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最新!化学事故情報

2019年11月後半の化学事故・・・アメリカの化学工場で爆発

RISCAD(産業技術総合研究所が提供する事故データベース)のポータルサイト「さんぽのひろば」(https://sanpo.aist-riss.jp/sanponews/)の情報も参照し、産業分野の火災や爆発の事例を紹介する。

11月28日「工場内でマグネシウム合金切断中に火災」福岡 
福岡県北九州市の工場で火災が発生し1時間半後に鎮火した。負傷者はなかった。工場内でマグネシウム合金を切断作業中に発火したという。

11月27日「ブタジエン製造工場で爆発、火災」米国
米テキサス州の化学工場のブタジエン製造装置で爆発が発生した。爆発は複数回起きて、工場は火炎に包まれた。従業員3人と市民5人が負傷し、放散されたブタジエンや燃焼ガスによる健康被害の可能性があるため、同工場から半径約6.5km以内の住民約6万人に避難命令が出された。
テキサス州の化学工場では、2019年3月以降、本件以外にも重大な事故が2件発生している。4月はヒューストンの化学工場の火災で1人が死亡したほか負傷者も出た。7月には、ベイタウンの化学工場の火災があり、37人が負傷した。
一方、トランプ政権はオバマ時代に制定した化学物質安全規制を11月21日に緩和した。化学物質安全規制は2013年にテキサス州西部の肥料工場で起こった硝酸アンモニウムの爆発事故(13人が死亡)を契機にして制定された。新規制はテロを懸念したもので、企業は施設で保管している化学物質に関する情報を一般に公表したり、事故後の第三者委員会に提出しなくてもよいというものなどである。 

11月22日「金型工場の火災」佐賀
佐賀県三養基郡基山町の金型製作所から出火、加工機械と天井の一部約10平方メートルを焼いた。焼損した機械は稼働中で、機械から出火したとみられる

11月20日「経済産業省駐車場でごみ収集車の火災」東京
東京都千代田区の経済産業省の地下2階の駐車場にとめてあったごみ収集車から火災が発生したが、間もなく消し止められた。けが人はいなかったが、周辺には煙が立ちこめ、職員が避難したり、会議が中断したりするなどした。

11月19日「ごみ処理施設の火災」福島
福島県いわき市の粗大ごみ破砕施設から出火し、鉄筋コンクリート造り4階建て約610平方メートルを全焼した。職員4人が勤務していたが、逃げて無事だった。施設は当面休止することとなった。

11月19日「圧延工場の火災」東京
東京都板橋区の金属圧延工場で火災が発生した。工場では自動車や電子機器に使うステンレスの素材を製造している。

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