『保安力向上推進人材育成講座』第11期募集のご案内
※受講は、保安力向上センター会員に限ります。
~保安力評価のポイントと適正な自主保安活動を行うための指針~
〔主催〕保安力向上センター/化学工業日報社
〔協賛〕安全工学会/総合安全工学研究所/災害情報センター
「保安力評価」は、事業者が自主的に事業所の“安全文化”と“安全基盤”を評価し、強みや弱みを見つけ、改善を進める取り組みです。本講座で学ぶ「保安力評価」の手法は、評価項目と判定基準を策定し事業所の評価を進めながらブラッシュアップしてきた独自のノウハウをベースとしています。
コロナの影響もあり3年間はリモートで行ってきましたが、前回(昨年2月)より対面での開催とさせていただいております。講師との意見交換に加えて、参加者同士の率直な悩みや情報の共有も期待されます。
今回は、新たに協力会社を含めた事業所の網羅的なアンケート調査とその効果、経営層を含む本社の保安力向上への対応、自主的な安全文化インタビューの進め方につきましてもご紹介します。
講演動画および講義資料をもとに各自で事前学習していただくとともに、最新の「保安力評価表ver2.5」をもとに課題項目について各々で評価していただきます。各々の自己評価結果をもとに、事前課題の評価判定について根拠の発表と検証、討議・講評を対面で行います。一連の講習で社内での自主評価を指導できるようになることが目標となります。
なお従来、“安全文化”と“安全基盤”をセットで受講いただくこととしておりましたが、今回より、個別での受講も承ります。
■□■ プログラム ■□■
●講師陣(変更の可能性あり)
保安力向上センター 常務理事 若倉 正英 氏(産業技術総合研究所)
保安力向上センター 主任研究員 宇野 研一 氏(元 三菱ケミカル)
保安力向上センター 主任研究員 岩田 稔 氏(元 出光興産)
保安力向上センター 主任研究員 臼井 修 氏(元 三井化学)
保安力向上センター 主任研究員 野本 泰之 氏(元 千代田化工建設、元 日揮(現 日揮グローバル))
保安力向上センター 主任研究員 田村 茂 氏(元 出光興産)
保安力向上センター 主任研究員 別府 眞左三 氏(元 住友化学)
●事前学習教材(講義テキストおよび講演動画)
『保安力評価の意義と活用』(若倉氏: 1時間)
<安全基盤>
『保安力評価の進め方』(臼井氏: 30分)
『安全基盤の評価』(臼井氏: 1時間30分)
<安全文化>
『安全文化の評価』(岩田氏: 1時間)
『評価のポイントと自主保安活動』(岩田氏: 30分)
『階層別インタビューの意義と要点について』(宇野氏: 1時間)
※動画データおよびテキストをご案内します。各自で学習を進めてください。
●事前課題(要提出)
演習用の自己評価表(安全基盤、安全文化)
※ご記入いただいた内容は、他の受講者にも共有されます。
●事前準備(詳細はお申し込み後にご連絡いたします)
・お申し込み後に現在の職位、職務経験等(製造、設備管理、安全環境、本社業務、研究などの経験年数)をご連絡ください。
・演習対象の項目を事前にご連絡しますので、自社の工程をイメージし、参加者の視点で評価し、具体的な判定理由を記入して事前に送付ください。
・事前評価で分かりにくい用語や項目、納得感のない判定基準があれば付記し、あわせてご送付ください。
・事前学習教材での予習は必須です。予習が不十分だと実習・討議に支障をきたす恐れがあります。
※評価表一式は、各自、所属先の推進委員から入手してください。事前課題につきましては、5月30日(金)までに化学工業日報社の担当宛てにご提出ください。
●実習・討議(〈安全基盤〉のみ、〈安全文化〉のみの受講も可能)
<安全基盤>(担当:野本氏、臼井氏、別府氏)
1日目(6月18日[水]10時30分~17時。休憩含む)
『評価演習、討議、判定結果の発表と検証、講評』(5時間)
2日目(6月19日[木]10時30分~13時。休憩含む)
『1日目の継続、参考事例集の紹介、まとめ』(2時間)
<安全文化>(担当:田村氏、岩田氏)
1日目(6月19日[木]14時30分~17時30分。休憩含む)
『評価演習、討議、判定結果の発表と検証、講評』(5時間)
2日目(6月20日[金]10時30分~16時30分。休憩含む)
『1日目の継続、参考事例集の紹介、まとめ』、まとめ(4.5時間)
※化学工業日報社内の会議室にて、対面で実施します。
■□■ 演習の進め方 ■□■
①安全基盤、安全文化の基礎と、評価項目の構成や判定基準について動画で解説します。各自で学習を進めてください。
②実習・討議の際は、事前課題にて各々が評価した自己評価結果(評価点・具体的な判定理由)を発表し、その妥当性を討議していただきます。
③討議内容を踏まえ、第三者評価の妥当性と評価ポイントついて講師が解説します。
④講習時間内で理解しきれなかった疑問点等については、後日、メールでのご質問を受け付けます。
※安全基盤、安全文化ともに、すべての大項目を対象に小項目15~20程度の演習を想定しています。
※自己評価結果は、受講者全員に共有されます。
※安全基盤、安全文化ともに、すべてを受講することで体系的に理解できるプログラムとなっていますので、原則、欠席および代理出席は認められません。また返金等もいたしかねます。なお、プログラムは変更する場合があります。
※受講者には修了証を発行します。
保安力向上センター