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最新!化学事故情報

2020年3月後半の化学火災

災害情報センター(ADIC)のデータベース(http://www.adic.waseda.ac.jp/rise/)ならびに、RISCAD(産業技術総合研究所が提供する事故データベース)のポータルサイト「さんぽのひろば」(https://sanpo.aist-riss.jp/sanponews/)の情報も参照し、産業分野の火災や爆発の事例を紹介する。
過去の事故の教訓などについて,センター研究員の経験からの(ひとこと)も紹介する。

3月30日「廃プラスチックリサイクル工場の火災」愛知県
愛知県弥富市の廃プラスチックリサイクル工場兼倉庫約600平方mが全焼し、敷地内に山積みされていた廃プラスチックなどが焼けた。工場内の配電盤から出火した可能性がある。

3月25日「アルミニウム鋳物工場の火災」岐阜県
岐阜県伊那市のアルミニウム鋳物工場で火災が起き、2時間後に鎮火したが、消火作業を行った従業員1名が軽いやけどを負った。アルミ材溶融時の火が天井の排気ファンに燃え移り、さらに天井に広がった可能性。

3月23日「化学工場での破裂事故」福岡県
福岡県北九州市の無水フタル酸製造プラントで破裂事故があった。同プラントは定期点検のため、設備を順次停止する作業中で、プラント内の作業者にけがはなかった原因は不明だが、ナフタレンから無水フタル酸を精製する残渣釜の内圧が上昇して破裂した可能性が指摘されている。

3月21日「段ボール製造工場のボイラ施設で火災」北海道
北海道名寄市の段ボール工場で火災が発生した。発電用ボイラ施設から出火し2時間後に鎮火した。

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