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最新!化学事故情報

2020年4月前半の化学火災

災害情報センター(ADIC)のデータベース(http://www.adic.waseda.ac.jp/rise/ )ならびに、RISCAD(産業技術総合研究所が提供する事故データベース)のポータルサイト「さんぽのひろば」(https://sanpo.aist-riss.jp/sanponews/)の情報も参照し、産業分野の火災や爆発の事例を紹介する。なお、海外での重大事故や国内で類似火災の可能性がある例なども掲載する。

4月14日「塗料工場で火災」タイ
タイ国バンコク都の塗料工場で火事があり、倉庫1棟が全焼した。死者、けが人はなかった。午前1時半ごろ出火、午前4時ごろほぼ鎮火した。

4月14日「タオル工場で火災」愛媛県
愛媛県今治市のタオル等を染色する工場で火災が発生した。約1時間半後に消火されたが、作業場の一部が焼けた。作業場には従業員2名がいたが、けがはなかった。
今治のタオル工場では2019年にも数件の火災が発生している。

4月7日「廃タイヤ工場で火災」神奈川県
神奈川県平塚市の廃タイヤ工場で火災が発生し、大量の黒煙が周辺地域に充満した。

4月7日「廃棄物処理中の火災」北海道
北海道石狩市の鉄くずなどを扱う産業廃棄物処理場の敷地内で火災が発生し、2時間半後に鎮火した。車両の切断作業中に付近の廃棄物に引火した可能性がある。

4月6日「飼料工場で火災」鹿児島県
鹿児島県鹿児島市の飼料工場の乾燥機から出火し作業棟1棟が全焼した。 同社では鳥や豚、魚などの食用にならない部位から油脂を抽出し、さらに肉骨粉・肉粉なども含めて飼料原料として、飼料工場へ出荷している。

4月5日「ゴム工場で火災」神奈川県
神奈川県高座郡寒川町のゴムの加工や製造を行う工場で火災が発生した。7時間後に鎮火したが、平屋建ての建物が全焼した。木製のパレットやゴムが燃えていたという。

4月2日「産業廃棄物処理工場で火災」東京都
東京都立川市の産業廃棄物処理施設で火災が発生し、工場およそ500平方メートルを焼損した。周辺では強い北風が吹いており、鎮火には約6時間を要した。産業廃棄物として持込まれた廃プラスチックや木屑などから出火した可能性。

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