post_type:post/single.php

最新!化学事故情報

2019年1月の化学事故・・・リサイクル工場での爆発

産業技術総合研究所の事故データベースRISCADでは、ポータルサイト「さんぽのひろば」(https://sanpo.aist-riss.jp/sanponews/)で産業保安に関する様々な情報を提供している。
化学災害に関する直近の情報も提供しており、一読をお勧めする。
保安力向上センターではRISCADグループと連携して、散歩の広場で提供される最新の事故情報について、過去の類似事例等を含めて紹介したいと考えている。
今回は今年1月の事例を紹介する。

1月29日「リサイクル工場での爆発」愛知県
常滑市の家電などを分別して破砕する施設のベルトコンベヤー付近で爆発が起き、従業員2名が軽傷を負った。可燃性ガスの入ったボンベなどが混入したものではないかと推定された。

1月29日「大学実験室での火災」東京都
大学実験室の排気装置で教員が揮発性物質を使用して作業中に、排気装置の電源を切替えた際の放電が可燃性蒸気に引火して、作業中の教員は手や顔に軽傷を負った。
直ちに消火したが、排気装置の天井と壁面の一部を焼損した。

1月31日「薬品製造中の火災」京都府
京都の薬品製造業の製造施設でトルエンや塩酸、亜鉛などを用いたはんだの原料製造中に火災が発生し、工場建屋80平方メートルを全焼し、強風にあおられて隣接する10戸に延焼した。火災時は無人であった。

保安力向上センター