安全工学シンポジウム2019での発表(宇野研一主任研究員)
発表概要:
「保安力評価における安全文化階層別インタビューの改善」
・保安力は安全基盤とそれを支える安全文化で構成されているが、安全文化の評価においては評価表のみならず階層別インタビューも実施している。
・発表者は先に過去のインタビュー記録からScheinの文化の第2層に該当する価値観を表す意見を抽出して論文として発表したが、その際、意見総数に対し2%程度しか見出すことができなかった。
・そこで、今回、より効率的に価値観を表す意見を聴き出せるようにインタビュー方法の改善につき検討した。
・価値観を聴きだすには、話しやすい雰囲気を作り、率直に語ってもらうことが基本であり、更に一歩踏み込んで何故そうするかと問うことが有効であることが分かった。
・今後の階層別インタビューにおいて活用していきたい。
シンポジウム詳細:https://www.anzen.org/index.html
期日:2019年7月4日(木)
場所:日本学術会議
保安力向上センター