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最新!化学事故情報

2019年8月後半の化学事故・・・化学薬品攪拌中の火災が発生

RISCAD(産業技術総合研究所の事故データベース)のポータルサイト「さんぽのひろば」(https://sanpo.aist-riss.jp/sanponews/)の情報も参照し、産業分野の火災や爆発の事例を紹介する。

8月21日「変電所の火災で停電」広島県
広島県広島市の変電所で火災が発生し、周辺地区約1万戸で最長約7分間にわたり停電した。変電所の制御装置や地中送電線とその周辺が焼けていたことから、送電線が故障して短絡した可能性が指摘された。

8月24日「繊維リサイクル施設で火災」愛知県
愛知県岡崎市の繊維リサイクル工場(毛織物や毛糸のくずなどを処理して原毛の状態に戻す工程)から出火、鉄骨スレート平屋約370平方メートルが全焼した。出火は操業開始前であった。

8月25日「金属加工工場のメンテナンス中の火災」三重県
三重県朝日町の変圧器の外枠等の加工を行っている工場で火災が発生し、工場の天井部分約1000平方メートルと工場内の設備、高所作業車1台を焼いた。けが人はなかった。出火当時メンテナンス作業中で、工場は稼働していなかった。

8月29日「スクラップ施設で火災」千葉県
千葉県千葉市のスクラップ工場の廃材置き場で火災が発生した。家電製品などのスクラップが燃焼し、黒煙が上がったが、負傷者はいなかった。

8月30日「洗剤工場で薬品の加熱中に爆発、火災」愛知県
家庭用洗剤製造のため、原料の薬品類をボイラで加熱しながら攪拌して溶解する作業中に爆発が起き、屋根の一部が吹き飛んだ。この事故で作業中の1名が重傷を負い、5名が軽症だった。ボイラに燃料を注入した際か、薬品の過熱による爆発した可能性がある。

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