年末に中国で続発した爆発事故(2018年12月 中国)
中国では2018年の12月に立て続けに化学事故が発生し、災害に関連する部所の統合によって新設された応急管理部(日本では省にあたる)が原因調査を進めている。
- 12月25日 新疆ウイグル自治区トルファン市の化学品工場で、石灰焼成ロータリーキルンが試験運転中に爆発し、作業員21人が死傷した。
- 12月21日 江蘇省如皋市の化学品生産会社でフッ化水素が漏出し、作業員3人が死亡した。反応操作中にフッ化水素が生成し、容器が劣化していたため漏洩したものと見られる。
- 12月15日 内モンゴル自治区赤峰市の鉄鋼製品工場でガス漏れ事故があり、従業員17人が中毒し、4人が死亡した。
- 12月8日 河南省洛陽市化学工場で、亜硝酸ナトリウムの中毒事故が発生した。原因は調査中とのこと。高い毒性をもつが、国内での中毒事故は最近は起きていない。
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