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最新!化学事故情報

2025年12月の化学火災(ベルトコンベアの火災に注意)

災害情報センターのデータベース(http://www.adic.waseda.ac.jp/rise/ )ならびに、RISCAD(産業技術総合研究所が提供する事故データベース)のポータルサイト「さんぽのひろば」(hanpo.aist-riss.jp/sanponews/)の情報も参照し、海外の気になる事故を含めて、
産業分野の火災や爆発、漏洩などの事例を紹介する。

12月31日「コークス工場でのベルトコンベア火災」福岡県
福岡県北九州市のコークス工場の石炭を運ぶベルトコンベアで火災が発生した。ベルトコンベア長さ約445メートルを焼いて約7時間半後に鎮火した。
ひとこと:石炭やバイオ(木質)チップなどの燃料、可燃性廃棄物などを搬送するベルトコンベアの火災は少なくない。ベルトコンベアの製造会社などでは、火災防止に関する情報を提供している。例えば「https://belcon.co.jp/85/」のサイトなどを参照されたい。

12月23日「大学研究室でテトラクロロシランが爆発」愛知県
愛知県名古屋市の大学研究室で、室内の薬品庫を整理中に「テトラクロロシラン」の瓶が破裂し3名が負傷した。詳細は不明だが混触による破裂ではないかと考えられる。
ひとこと:テトラクロロシランは水と激しく反応して塩化水素ガスを発生させる。

12月21日「自動車整備工場の火災」神奈川県
神奈川県横浜市の自動車整備工場から出火、鉄筋3階建ての工場を全焼し、従業員が両腕などにやけどを負った。1人で作業しており、修理中の車から火が出たとのこと。

12月19日「産業廃棄物処理施設の火災」愛知県
愛知県四日市市の産業廃棄物処理施設から出火。鉄骨造3階建ての工場内の建築材料くずや廃電池などが燃え、約5時間後に鎮火した。けが人はなかった。

12月19日「食品(パン)製造工場で火災」大阪府
大阪府枚方市の食品工場で火災が発生した。人的被害はなかったが、一部商品の欠品が生じた。

12月11日「自動車整備工場の火災で他工場に延焼」神奈川県
神奈川県綾瀬市の自動車整備工場で火災が発生し、金属加工の工場など9棟に延焼した。当日は乾燥注意報が出ていた。

12月8日「廃棄物処理施設での火災」茨城県
茨城県茨城町の山積みにされた産業廃棄物から出火、一部を焼く火災となった。現場には、解体工事の際に使用されたとみられる建材やビニール、衣服などの廃棄物が積み重なっており、以前にも何度か火災が起きていた。

12月5日「リサイクルセンターの火災」神奈川県
神奈川県川崎市のリサイクルセンターで火災が発生した。設備の不具合対応で火気を使用したところ、火花が発生し、破砕後の廃棄物を搬送するコンベアベルト(30m)及び付帯機器・部品を焼失した。コンベアは安全のため4面を鋼板で囲っており、被害はコンベア囲い内部に限定され、周辺の処理エリアや保管ヤードなどへの延焼はなかった。1か月程度での復旧を予定。

12月1日「製鉄所の熱風炉で爆発」北海道
北海道室蘭市の製鉄所の高さ40メートルの熱風炉で爆発が起き、火災となった。約10時間後に鎮火したが、爆発により熱風炉が崩落し、耐火れんがなどが半径100メートル以上に飛散した。製鉄所内の設備や敷地外への延焼はなくけが人もいなかった。爆発したのは2011年に設置された最も新しい1基で、ガスや温度の数値に異常はなかった。
同製鉄所では、2025年9月に同熱風炉とつながる製造設備で高温の鉄鋼スラグが漏洩する事故が起き、11月下旬に復旧していた。

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